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2015年12月

소년 명탐정 정약용。

ついに大晦日~happy02

今年も公私ともどもバタバタとした一年でしたが、

大きな事故、けが、病気もなく、

おせち作りに追われていることに感謝ですconfident

そして今年最後のレビュ~~~!

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『소년 명탐정 정약용』 한이

ご覧の通り、児童書なのですが

約170ページ、けっこうな文章量で、

読み応え十分。

…で、チョン・ヤギョンて誰?と思われた私のような方、

『成均館スキャンダル』でアン・ネサン扮する

怪しげな学者さんを覚えておいででしょうか?

その学者さん、実学者がチョン・ヤギョンです。

韓国では、子供向けの伝記でも

度々とりあげられている人物のようです。

貧しい農民たちの生活をよりよいものにするために

尽力した方で、肩書は、実学者、詩人、哲学者、

科学者、建築家、などなど。

この物語では、ヤギョン少年が、大人顔負けの知識と

観察力、そして機転を利かせた作戦で、

身の回りで起こる事件を見事に解決してゆく

様子を描きます。

当時の生活や民俗文化が興味深く描かれ、

また、朝鮮時代に犯罪が発生した際、

どこの官庁のどのような役職の人が動き、

どのような流れで捜査が進められたか、

当時の文献や写真なども交えながら

学べる作りになっています。

…ので固有名詞が少々多い印象でしょうか。

難易度の高い固有名詞に関しては、

脚注として説明も添えられています。

すべてがハッピーに丸く収まる展開ではなく、

子どもならではの苦悩や過ちも描かれ、

切なかったり胸がチクリと痛んだりと、

ヤギョン少年の過ごす毎日が、生き生きと感じられます。

機会があれば、ぜひ手に取ってみてください^^

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今年は例年より若干少なめ、

31冊の韓国本に楽しませてもらいました。

(楽しくなかったのもあるけどw)

読みたい本は次々と現れ、

足元には読みたい本が山積み。

来年は、もう少し読みたいなーと思いますが、

読書意外のやりたいことも次々と現れるという

誘惑の多い毎日です。

今年一年、オンライン、オフラインでお世話になった

みなさま、ブログに立ち寄ってくださった方々、

どうもありがとうございました^^

来年も、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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달리는 조사관。

いつになく暖かい、気味の悪い12月を過ごしています。

先日、吹雪ばっちこいのアウターを購入したのですが、

それを着るのはいつになるのか??

雪が降ると「雪かきか~(/□≦、)」と

やりきれない思いにはなりますが、

ここまで降らないのはやはり気持ち悪い…。

地球温暖化をひしひしと感じる冬です。

皆さまのお住まいの地域はいかがでしょうか。

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本日のレビュ~。

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『달리는 조사관』/송시우

『走る調査官』5つの短~中編作品で構成された、

ソン・シウ作家の連作ミステリです。

人権侵害の申し立てを受けた

「人権増進委員会」の調査官たちが、

調査に奔走する様子が描かれます。

主な登場人物は、個性的で人間味にあふれ、

なんだか親しみのわく4人の調査官たち。

特に、湿疹で苦しんだ私としては、

アトピーに苛まれるユンソに妙な親近感を覚えますw

そのほか、ヒジョーに味のある名脇役が出てくるのですが

彼…がまたステキw

調べれば調べるほど不可解な点が浮かび上がってくる

セクハラ問題。

身に覚えのない犯罪の容疑者として

公衆の面前で逮捕されたのは人権侵害だとする

前科者からの申し立て。

マンションの一室に集まった若者たちの騒動に

出動した警官が起こしたスタンガン事故。

連続殺人事件に巻き込まれた、

身元のわからない遺体と遺体が見つからない被害者。

そして、知的障がいを持つ若者二人が容疑者として

捕えられた切ない物語。

どのストーリーもテーマは決して軽くはありません。

実際にあった事件(柳永哲連続殺人事件)を

モチーフにしたストーリーもあったり、

韓国における数々の未解決事件が言及される

シーンも見られます。

各章の結末はオープンエンド的な雰囲気ながら、

正義とは?人権とは?真実とは?

そして、先入観や惰性のもつ恐ろしさや

情のもつ二面性など、さまざまなことについて、

しんみりと考えさせられる余韻が残る物語です。

…そんな本格社会派ミステリーの中に登場する

「味のある名脇役」、かなりナイスですgood

時が許してくれるなら一気読みしたかった…と思える、

素敵な一冊でした^^

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