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推理小説2冊。

本日の記事、第2弾。

夏休み中、記事をアップする余裕がないうちに

本を2冊読み終わりました。

まず김내성先生の 연문기담

L97889962532801

こちら、「キム・ネソン傑作シリーズ」の推理編ということで

出版された、推理モノの短編集です。

「魔人」を読んで以来、すっかりハマってしまった

キム・ネソン先生lovely

表題作、연문기담はこちらで読めます。

推理小説というほど重いモノではなく、

とても軽いタッチのちょっとした謎解き恋愛話、

といったカンジでしょうか。

日本へ留学されていた時に日本語で書かれたデビュー作

타원형의 거울「楕円形の鏡」、

同じく日本語で書かれた「探偵小説家の殺人」を

韓国語に戻して書かれた가상범인「仮想犯人」など、5作。

基本、「短編小説集」というと、

ん(-_-)?

…で(-_-)?

だからナニ(#`Д´)!?

何が言いたいの(`◇´*)!?

(↑別に怒る事じゃないんだけど。)

となるのが主なイメージなんですけど

推理小説だけあって起承転結があり、

特に「結」があるのがとても気持ちいい(・∀・)♪

個人的には、短編(中編かな?)なのに推理小説の

ワクワクドキドキ感をたっぷり味わえ、

犯人説も二転三転、中心となる事件以外にも

事件が起こっちゃう「仮想犯人」イチオシ!

…と言いたいところだけど、

どれもヨカッタな~ヾ(≧▽≦)ノ☆

のっけから犯人を明かしつつ謎解きをしていく

벌처기罰妻記も、

短いながらもスッキリした後味の비밀의 문も

とってもヨカッタlovely

「すっきりした後味」の本に出会えるのって、

本当に難しい気がします。

どこにでもあるような恋愛小説チックな後味ではない

スッキリ感。求む、スッキリ感を味わえる小説!

「魔人」同様、犯行現場の見取り図を見ながらのワクワク感、

演劇形式に書かれて舞台を見ているような楽しさ、

悪夢の中へ入り込んでしまった様なドキドキ感など、

色んな味が味わえました。

ちょっと本作品とは外れますが。

日帝時代の作家、キム・ネソン先生の作品には

もちろん日帝時代の京城の風景が沢山出てくるのですが

セピア色のきらびやかさに「日帝」の暗澹とした雰囲気が

隠されたように感じられてしまいます。

小説を読みながら、頭の中で勝手に

「京城スキャンダル」なんかで見た京城の風景を

思い描いたり、

ソウル駅などが出てくる場面では

勝手にセピア色の華やかな京城を思い描いたり

していましたが。

実は今回韓国に行って初めて車中から目にした

(旧)ソウル駅。

写真などでは見た事があったので、

小説を読みながらもその姿は想像できましたが、

頭の中のセピア色の京城とは違い、

ピカピカのコンクリートの街中に残る日帝の痕跡は

なんとも胸の痛む風景で。

思い描いていた風景の印象と

実際目の前にある風景の印象とのギャップに

驚かされたのでした。

次。睡眠前のお供本。

손선영作家の 죽어야 사는 남자

L97889251263711

お~表紙がコエェ~(||li`ω゚∞)

こんなコエェ表紙の本を枕元に置いておくと

苦情が出そうでしたが、

幸い剥がせるカバーだったのでカバーを裏返して

装着(-ω-)

以前読んだ、韓日の刑事さんが共同で事件を解決する

합작という小説を書いた作家さんです。

何気に読んでみるとなんと、同じ刑事さんたちが(・∀・)♪

(韓国の刑事さんたちね。)

いや~、久しぶり(◎´∀`)ノ…ってカンジでワクワクshine

一応長編小説なんですが、4章に分かれていて、

ま、4章目は解決編みたいな。

で、前3つの章の話が完璧につながってるかというと

そうでもなく。

あれ?あの事件はあれで終わっちゃったの?的な

章もあったり(てか、この章に何の意味が?的な)。

前回の합작ほどオドロオドロしい事件は出てこないので

気分的には読みやすかったけど

私には前回以上にややこしかった(-_-)

しょっぱなの事件からややこしくて

Aという人がBという人になりすまし、

Bという人をCという人にしてしまう、という

(A・B・C、それぞれが小説の中では実在。)

それだけでゴチャゴチャ(-ω-)

ま、推理小説なのである程度のゴチャゴチャは

必要だし、ある意味それはそれで読み応えはある。

もう1回読んだらもう少し楽しめるかな(-ω-)

キム・ネソン先生の作品は実に軽快な推理小説、

こちらは重厚な推理小説、とでもいうのでしょうか。

キム・ネソン先生の方は比較的人物描写なんかも

結構はっきりしていて、人情チックな面があり、

ソン・ソニョン作家の方はガチガチの刑事ドラマ風?

デカさんたちが苦悩しながら謎解きして

犯人追いかけて撃って撃たれて逃走して…的な

展開は推理小説というより刑事小説か??

後書きによると、この作品中には次回作につながる

内容も含まれているとやらで、

となると、

「あの事件はあれで終わっちゃったの?」な事件も

次回作でまた続きが語られるのかな…と思ったり。

って事は次回作も買いたくなる…てなもんで

ものすごい商売上手~~~shine

というわけで、推理小説を2冊並行して読んでいたので

今度はもっとほんわ~かした雰囲気の

ハッピーエンドheart04を思わせる長編小説を読みたいなheart04

と、買いだめしてある本たちを物色してみたが…

オドロオドロそうなのばっかcoldsweats02

と愕然としてる私に長女が

「自分で選んだんでしょgawk

…確かにおっしゃる通りでcatface

長編のはオドロオドロ系か?ってのと

(買いだめしてある分の)最後の最後まで

取っておこうheart04と楽しみにとっておきたいの

ばかりなので、

仕方なく(?)韓国に行った時に

「何か本を買いたいんだけどその場に

これと言って面白そうな本もあまりなく、

選んでる時間もあまりなく、

消去法的に仕方なく選んだ短編集」を

読み始めてみた。

ら。

めっちゃつまらんcoldsweats02sign03

恐るべしつまらん短編集coldsweats02sign03

よくよく見たら裏表紙の紹介文に

〇〇〇의 소설에는 이렇다 할 줄거리가 없다.

〇〇〇の小説にはこれといったあらすじがない。

って書いてあるcoldsweats02sign03

もちろん、この後に何やら称賛の文句らしい文が

続いているんだけど、どういう称賛なのか

文学用語知識ゼロの私には理解不能(-_-)

裏表紙の紹介文て大事なんだな(-ω-)と思った。

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コメント

연문기담、読んでみます(^^)。
죽어야 사는 남자は、やっぱり表紙がコワいです(^^;)。
先日「闇と暮らす。」という本を図書館から借りてきたのですが、これもコワそうで中を開けられないままトイレに置いてあります。
娘が読んで「中身は面白かった」そうですが(^^;)。

投稿: ハーちゃん | 2012年8月21日 (火) 21時13分

怖くて開けない本をトイレに置くのも
怖いかもcoldsweats01
面白い本を置いてトイレから出てこられなくなるのも
問題ですけどね~。

投稿: 海 | 2012年8月21日 (火) 22時01分

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